O家の母子も一緒に車で成田まで。そういわれてみれば最近は車で成田って行かなくなったなぁ……なんて思っていると目の前を着陸寸前の飛行機が横切っていき、「おお〜!すごい〜!!!」と車内で大興奮!飛行機に乗ってこの光景を下に見ることはよくあって「下の人たち怖くないのかなぁ?」なんて思っていたのですが、やはり迫力ありますね。電車移動では味わえない特典でしょうか。
さて、到着後すぐにI家と合流。早速、上の階のレストランへ。
そして「乾杯〜!」いや、「いってらっしゃ〜い!」だったか??とにかく最後の杯(さかずき)タイムに(笑)

普段と変わらぬ会話をしながらも、実はもうこのときから唇が力をぬくとプルプルと震えだしていて(まずい。涙は禁物だ!)と必死にこらえていました。「今日は僕たちがご馳走するから」というI家父さんの行為に甘え、「え〜、いいよ〜」とかいいながらちゃっかりおかわりまでしてしまったのでした。(※運転はパパ)
いつも夕方ごろからダラダラと深夜まで飲んでいた私たち。でも今日はタイムリミットありです。「ママ〜、Yくんが○○貸してくれな〜い!」「だってHちゃんだってさぁ〜○○じゃん!!」といつものように緊張感のない会話をする子供たち。でもそれぞれに胸に秘めている思いはあったようです。
そして時間は確実に進み、思った以上にゆっくり話せてうれしかったけれど着実に出発時間が近づいてきます。そして何度目かに時計を確認した後、「じゃぁ、そろそろ…」と席を立ちました。店の外には展望スペースみたいなものがあって、子供たちが早速そこで遊び始めてしまったので、ちょうど良いしここで撮影タイム。


そしてそこから出国審査までの移動中、急に兄さん姉さんチームが肩を組んで歩き出し、真ん中にいた渡米するY君がギュッと二人の肩を抱く様子を見て、胸が熱くなりました。
そしてお別れのとき。

一瞬、気を抜いた瞬間に涙がドッとあふれてしまい、もう一度こうなると止まりません。たぶんTちゃんママもこらえていたのでしょう。私が泣いてしまうと「え・・そ、そんな、小暮さん・・・」と、同じく涙。連鎖反応でTちゃんも我が家のパパもみんな泣き出してしまいました。(すまん、みんな。私がスイッチを…)
今になって思えば、年末年始の旅行に出発するらしき若者が列を作る中、やや浮いた存在だったかも(笑)あわただしく挨拶を交わす中、I家パパが握手しながら「あんまり飲み過ぎないようにね。」と。ラジャー!肝に銘じて生活していきます。
そしてこのあと、I家の乗る飛行機を展望デッキで確認してから、帰路につきました。

我が家の長女は泣くこともなくあっさりとしていたので、「悲しくないの〜?」と聞くと「さみしいよ。でもスカイプでも話せるんだよね。それに目を閉じればYくんとMちゃんの顔、いつでも思い出せるもん。絶対に忘れないから、いつも胸の中にいるの。だから大丈夫。」と。うんうん、そうだね。
「それに飛行機に乗ればいつでも会いにいけるんでしょ?」と。
う・・・うん。理論上はね。経済上の問題で“いつでも”、“何度でも”とはいかないのだが、やはりそこは分かっていなかったようだね。
さぁ、今日から家族でI家訪問ツアーを目指して500円玉貯金を開始しましょう〜!
また会う日まで! I家、いってらっしゃい!!