たしかな基準もなく使われている「子連れファミリーに優しい」というフレーズは、それぞれのとりようで非常に曖昧な表現でしかありません。時には想像以上の、また時には失望するようなサービスがあり、残念なことに「あたり」、「はずれ」的な一面さえも持ち合わせています。もしたしかな基準というものがあったなら……そんなふうに感じていたときにご縁があって出会ったのが「ミキハウス子育て総研株式会社」の藤田社長でした。
先日、All Aboutの記事でもご紹介させていただきましたが、同社の取組み「ウェルカムベビーのお宿」、「ベビーズヴァカンスタウン」が今、子育て中のパパママだけでなく旅行業界関係者からも注目されいます。
さらに、今回出版される「子連れファミリーにうれしいお宿」では、「ウェルカムベビーのお宿」の認定事業の基準となる100項目について詳しく解説され、ファミリーの集客につなげたい宿の皆さんにもぜひお読みいただきたい内容となっています。
「普段の生活で赤ちゃんが怪我しないように、事故にならないようにママが気をつけていることって、一つ一つはそんなに大袈裟なものじゃない。その安全で安心な環境を非日常を楽しむ旅行先の宿でも実現できれば、もっと多くのファミリーが旅に積極的に出かけられると思うんですよ。」と藤田社長が話されていたのが印象的です。「子連れに優しい宿」に求められているのは、実は大袈裟なものではなく、親が我が子を思って日常しているような部屋作りの工夫や生活リズムにつながる部分が多いのだと気づかされます。
―――今回、この本の“帯”で推薦文を書かせていただいています。内容は事前に読ませていただいていましたが、出来上がった本を見たら、帯の推薦文ってこんなに目立つのね!と、ちょっとびっくり(笑)私も今後の活動に役立てていきたい、内容の濃い実用的な一冊です。

著者:藤田洋
¥ 1,575 (税込)
週刊住宅新聞社
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