あまり頭でばかり考えていると机上の空論と化してしまうため、今年は努めて積極的に旅に出ようと考えています。
さて、我が家では子供たちが4歳&小2となり、長時間の移動も楽になった反面、困った問題も。それは「ゲーム」で時間をつぶすことが増えたことです。空港のレストランになんて行くと、おかしいほど子供たちが携帯用ゲーム機(DSとかPSPとか)に熱中していますよね。確かにちょっとした合間を静かに過ごしてくれるという点で便利ではあるものの、旅行中にずっとゲーム、というのではなんとも味気ない。
そこで、最近は親子で楽しめる「本」を持って出かけるようにしています。長い長編物ではなく、短編になっているものや、ミニサイズの図鑑のようなものなどが便利です。お気に入りの鳥のミニ図鑑なんて丸暗記しちゃって、子供の記憶力恐るべし、といった感じ。
そんな中、最近はまっているのが、意外にも(というのも失礼ですが)オールアバウトのガイド仲間としておつきあいさせていただいている秋本俊二さんの書かれたこの本。
前作「みんなが知りたい 旅客機の疑問50」に続く第2弾です。
「疑問」というぐらいなので、中身は飛行機に関する問題が50問。それぞれの回答は2ページ〜4ページにまとめられており、また写真入りなので分かりやすい。タイトルだけみるとちょっと専門書っぽいけれど、私や子供たちのような飛行機に乗るだけの素人でも分かるような言葉で書かれているのでおすすめです。
例えば前作では「旅客機にもカミナリは落ちるの?」とか「目的地までわざと遠回りするのはなぜ?」とか「滑走路に書かれている数字の意味は?」などの疑問に答え、今作では前作よりややマニアックな内容となっている感がありますが、中には「飛行中の速度はどうやって測る?」とか「コクピットの時計はどこの国の時間を指している?」とか「飛行中の旅客機はどうやって撮影するの?」など、子供たちに教えやすいものも含まれています。
なぞなぞのような問いかけに、子供たちは意外な答えを出して笑わせてくれるので、親子で楽しんでいます。分かりやすいところだけ子供たちと、ちょっと難しいところは後から私だけで読んでいるのですが、質問ごとに話が完結するので、短編集のようにどこからでも読めるのも便利。サイズも新書サイズ?単行本サイズ?で小さめなのでバッグに忍ばせるにも丁度いいのです。
旅の途中に親子で楽しめる、他にもこんなおすすめの本があれば、ぜひ教えてくださいね。
【参考】
著者ブログ「雲の上の書斎から」